XYZ
どうもこんにちは、「XYZ」と聞くとシティーハンターを連想する昭和のおじさんです!
今回は新しい同居人(無機質)が増えたので紹介します!
台湾から来たダヴィンチ君(ダヴィンチ 1.0 Pro)です🎉
まぁ、XYZプリンティング社の3Dプリンターなんですけどね・・・
めっちゃでかい! |
レーザーモジュールとのセットでお値段が102800円+消費税10280円=113080円なり。
消費税たっか💢💢💢💢💢
まじで野田元首相、旧民主党議員、旧民主党に投票した有権者は地獄へ落ちろ👿
話が逸れてしまったので、ダヴィンチ君に戻します💦
3Dプリンターを購入したのは、農業用に作成しているIoTデバイスのためです。
最終的にはデバイスをハウスに設置するので、そのための部品を作成する計画です。
最初の方、フィラメントの長さにして40mくらいまでは失敗の連続でした。
失敗した残骸たち |
今では100m以上印刷し、以下の設定に落ち着きました。
・ノズルの温度:230度(初期値は210度)
・表面レイヤの高さ(積層ピッチ):0.2mm(初期値は0.3mm)
・シェルの印刷速度:15mm(初期値は30mm)
・インシェルの印刷速度:15mm(初期値は20mm)
・非印刷時の移動速度:20mm(初期値は45mm)
・底部レイヤ速度:15mm(初期値は20mm)
まずノズルの温度ですが、積層ピッチが0.3mmなら初期値の210度でいいと思います。
しかし、それより細い積層ピッチにするなら、210度ではすぐに剥がれて反ってしまいます。
印刷速度はシェル(表面)、インシェル(内部)、底部レイヤの3つを指定できますが、以下の法則があると思います。
・印刷速度は遅ければ遅いほどいい
だたし、ノズルの温度を上げて印刷速度を遅くし過ぎると、ただれた感じになるのでノズルの温度とバランスをとる必要があります。
・印刷速度は全て同じにした方が良い
シェル、インシェル、底部レイヤの印刷速度は全て合わせた方が良いと思います。
印刷速度が変わるとフィラメントの冷却速度が変わるため、その結果表面、内部、底部で縮方にばらつきがでて、それが歪となる気がします。
寝ている間も印刷し続けて上記の設定に落ち着きましたが、これは190㎜前後の大きい造形物用です。
小さいものを上記の設定で印刷したら、もっと印刷速度を落とさないと失敗しました。
今は秋なので温かいですが、冬になるとフィラメントの冷え方が変わるため、上記の設定が通用しなくなる可能性もあります。
本当に3Dプリンターは難しいと痛感しています😭
以下は気になったこと、書いておきたいこと殴り書きしています。
純正ソフトが使い物にならない
モデリングのソフトは純正の「XYZmaker 3Dkit」を使用していましたが、不安定すぎて使い物になりませんでした。
「未知のエラー」が頻発し、ひどいときはバッサリ落ちます。
仕方がないので無料で使える「FreeCAD」を試したのですが、今度は高機能すぎてめちゃくちゃ難しい!!
その結果、「DesignSpark Mechanical」に落ち着きました。
無料で使えるし、操作がとても簡単なので本当にお勧めです!
なお、デファクトスタンダードである「Fusion 360」は一応無料で使えますが、無料で使えるのは1年間のみっぽい。。。
プリントプラットフォーム自動校正が自動ではない
個人的にこれが一番不満です!
公式サイトのスペック表には「プリントプラットフォーム自動校正 あり」と書いてあるので、自動的にプリントプラットフォームを水平に校正してくれると思って購入しました。
この作業が煩雑なのは知っていたので、自動校正機能は必須でした。
しかし、実際には歪みの計測は自動ですが、水平に校正するのは手動でした😱
手動でもすぐに終わるなら不満はないのですが、以下の理由から数時間かかります!
① 測定に失敗する
プリントプラットフォームの歪みを計測しようとすると、何回実行しても失敗します。
もうね、この時点で使い物にならないです💢
結局、定規を使って四隅の高さを合わせるお膳立てをして、やっと数回に1回成功します。
② 毎回測定結果が変わる
やっとの思いで測定が成功すると、水平にするための指示が画面に表示されます。
この製品のプリントプラットフォームは前に1か所、後ろの左右に1か所ずつネジがあり、高さを調整できるようになっています。
「前のネジを右に〇〇回転させて・・・」みたいな感じで、ネジをどの方向に何回転させるか指示が出るのですが、その内容が毎回変わります。
そのため、永遠に校正を繰り返すことになります😵
③ 精密な調整ができない
②で書いたように、ネジを回して高さを調整するのですが、とても精密な調整ができるネジではないです。
目盛りすらないのに、「右に5.8回転」のような中途半端な回数を指示されても、感で回すしかないです。
ちなみに、さらに上位モデルのダヴィンチ Colorはプリントプラットフォームの裏側にモーターとギアがあり、水平に校正するところまで自動のようです。
40万円もするから、買えないですけどね・・・
印刷プラットフォームの温度が低い
この製品は印刷プラットフォームを90度まで加熱できますが、ABSの印刷では足りないようです。
個人的には100度以上は加熱できる方がよかった。
ABSでは200mmの印刷は非現実的
この製品を選んだ理由の一つが印刷できる大きさです。
200mm×200mm×200mmと、一般用の中では最大級の大きさです!
しかし、ABSは反ってしまうため、そんなに大きい印刷はまず不可能だと思います・・・
100m程印刷した感じでは、造形物の大きさが150mmを超えると相当難しくなります。
端の方がプリントプラットフォームからは剥がれて反る |
現実的な積層ピッチは0.2mmまで
この製品の最小積層ピッチは0.02mmなので、かなり高性能です。
しかし、ABSしか試していませんが現実的な限界値は0.2mmまででした。
そんなにうるさくない
YouTuberの動画で3Dプリンターはうるさい、と紹介されていたので、うるさいイメージがありましたが、そんなことなかったです。
同じ部屋で印刷しながら寝るのは難しいけど、別の部屋なら問題なく寝れます。
あと、臭いはほとんどありませんでした。
スティックのりは諸刃の剣
190mm近くある造形物を印刷しようとしていたのですが、いくら設定を見直しても印刷に失敗しました。
最善の解決方法は3Mが発売している3Dプリンター用のシートを利用することなのですが、高価なので何としても純正のシートで印刷したかった・・・
そこで試したのが、純正の印刷シートにスティックのりを塗る方法です!
3Dプリンター界隈では超有名な方法です!
とりあえず手元にあったスティックのり |
無理に剥がした結果 |
製造上の欠陥がある
上部蓋を開けた写真 |
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